14.Centifolia
作词:みとせのりこ
作曲:鹤田萌子
苍い月が纤(ほそ)い光(かげ)を落とす
冻てる夜の底
朽ちて欠けた白い壁にのびる
蔓草の左卷きのかすかな螺子が
置き去られた睡みの时间(とき)を卷きとり
わたしの魂(こころ) 静谧(せいひつ)の夜に还す
锁(とざ)された蔷薇(はな)の 颊伝う夜露の雫
世界包むこの黑い垂帐(とばり)さえ
わたしの睑(まぶた)に 触れることはできない
白い花の天盖 草の柩
儚く光るまぼろし 此处は终(つい)の庭
指を染める 棘で编んだこの城壁
わたしの魂(こころ)围んで 高く高くのびゆく
锁(とざ)された蔷薇(はな)の 谁も知らぬ吐息の欠片(かけら)
世界を见下ろす夜天(よる)の睛(ひとみ)さえ
この胸の里を 知ることはできない
解けゆく蔷薇(はな)の 几重の薄绢の眠り
世界を抱く その夜の腕(かいな)さえ
わたしの裳裾に 触れることはできない
百の花弁(centifolia) 蔷薇(そうび)の孤独
ひとりきりのユメ
ひとりだけのユメ
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